住基ネット2審も住民敗訴 名古屋高裁、違憲性認めず(イザ!)
判決理由で岡久裁判長は、1審判決で「プライバシー権の保障を受け得る」とされた氏名や生年月日など6情報について、「秘匿性の高い情報とは言えない」との判断を示した。住基ネットを合憲とした今年3月の最高裁判決を踏襲した。
個人的には残念な判決ですね。
ただ気になっている判決の理由が、
「住基ネットは行政事務の効率化という正当な目的で行われている」と指摘、「システム上、不正アクセスされて情報が漏洩(ろうえい)する危険はない」と述べ、権利侵害はないと結論付けた。
不正アクセスが出来ないって事は、クローズドなネットワークで無線LANやインターネットから完全に切り離されているんですかね。
これまで、官庁を含めいろんな会社なども情報漏洩で問題になっているのに、なぜ住基ネットだけが不正アクセスされないと言い切れるんですかね。もし不正アクセスされたら、この判決を出した人は辞職でもするんですかね。まあ、する訳はなだろうけど。
まあ裁判官も、私たちソフトウェアなどに携わる人が業務知識を勉強するように、ちゃんと知識を仕入れて判断して欲しいものです。それと、この世の中に絶対というものは無いという事も知ってほしい。