少し前にこんな記事があった。
MySQLはOracleに救われた―松信嘉範氏 – EnterpriseZine
MySQLコンサルとしてグローバルに活躍していた松信氏だが、その後、二度の大きな買収に巻き込まれる。2008年1月のSun MicrosystemsによるMySQL AB買収、そして2010年1月のOracleによるSun買収だ。そして2010年9月、松信氏は日本オラクルを離れ、DeNAへと籍を移す。当時、いや現在も、OracleのSun買収で「MySQLは終わった」と嘆くオープンソース関係者の声は多い。松信氏の退職についても、そうしたゴタゴタに嫌気がさしたからなのでは…という憶測が流れたが、同氏はこれをきっぱりと否定する。
どうかな、個人的に言わせてもらえるなら、Sunが買収したまではそれほどの問題ではなかった。Oracleの買収でSunが持っていた資産が次々と消されていっていると思う。OpenSolarisがすべてを物語っていると思う。Javaもなんとか息をしているだけっぽいし。
更には、
現在は日本オラクルから離れているものの、二度の買収のまさに渦中にいた同氏は、一連の騒動について「MySQLがSunに買われたことはタイミング的にも少し運が悪かったかもしれないと思っています。逆にOracleに買われたことでMySQLは救われたとも思っています」と、よく言われている意見とはまったく逆の見解を示している。
救われたものは無かったと思うんだけどな。そもそも、オープンなもので売り上げ云々は違うだろうと。それを自分の傘下に収めたからにはそれ相応の対応が必要だと思う。
結局の所、Sunが作ったまたは傘下にした資産をOracleが買収し、Oracle流な事をしてRedHatとの揉め事を起こしてみたりと、無かったことにしたいんかね。
Virtual Boxも消えてなくなるんだろうな。MySQLがオープンソースの主流の座を降りるのも、それほど時間が掛からないんじゃないかと私は思う。
どうでもいいけどさ、OracleのDBをインストールすると、もれなくインストーラ?がアンインストールされないのは昔から変わらないね。SQL Serverのシェアが増えるのは間違いないだろうな。OracleのDBは良くできているけど、それ以外が残念すぎる。
パッチも相変わらず、顧客から指摘されて初めてパッチをその顧客に出す。保守契約しててもこれだからね。そんなにバグが少ない完成度なのかな。
数年後に、買収された製品たちがどうなっているか、楽しみだけど、MySQLの代わりになるのは何になるんだろうか。